会長あいさつ
会長メッセージ
長年にわたり会長を務められた近衞忠煇氏が退任されることになり、9月の理事会で後任に選出された苅田吉夫です。
どうぞ宜しくお願いいたします。
私は外務省の出身で、英国における研修の後、最初に与えられた赴任地が在ジュネーブ国際機関日本政府代表部でした。
遠くに聳えるアルプスの山々と眼下に拡がるレマン湖のほとりに展開する美しいジュネーブの街並みの中で過ごした年月は
一生忘れられない記憶としてまぶたに焼きついています。
それから60年近く経った今、はからずもスイスに関わる任務をいただいたことにスイスとの深いご縁を感じます。
コロナの蔓延により世界中の活動や国内外での人の動きが止まり、日本においても全ての産業、文化活動が影響を受けました。
今なおコロナ問題が完全に解決されたとは言えませんが、世界は徐々に危機を脱しつつあります。
日本スイス協会も3年近くにわたり休会を余儀なくされてきましたが、理事会で慎重に協議を行った末、本年10月から活動を再開することになりました。
この秋にスイスより着任されたアンドレアス バオム大使をお迎えし、トーマスドベリ副会長以下新しい事務体制のもと、日本スイス協会は新たなスタートを切ります。
1955年設立以来の長い伝統を持つこの協会が今後も成長と繁栄の道を進むことができるよう皆さま一人ひとりのご協力とご支援をお願いします。
私たち新執行部も会員の皆さまが心からスイス協会の会合を楽しみ、両国の関係や会員相互の友情を深める会になるように全力を尽くしてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。